「ライアン・ガンダー われらの時代のサイン」を観てきました

アートライフギャラリーN 代表の中田園子です。

このブログでは、私が日々考えていること、
思い付いたこと、発見したこと、
おススメなこと・モノなどを自由に
発信しています。

昨日は、東京オペラシティアートギャラリーで開催中の
ライアン・ガンダー われらの時代のサイン」展に
行ってまいりました。

ライアン・ガンダー氏は、
イギリスの現代アート作家で
主に、コンセプチュアルアートと
言われる分野で活躍されています。

彫刻、絵画、デザイン、インスタレーション、
パフォーマンスアートなど、
様々な形態の作品を発表しています。
また、ロイヤル・アカデミー・オブ・アーツのメンバーで、
展覧会のキュレーターや大学の講師もしており、
BBCの現代美術や文化に関する
テレビ番組も制作しています。
(以上、ウィキペディアより引用)

当展示は、コロナ禍で延期されていたもので、
ようやく開催が叶ったそうで、ファンにしてみれば
待望の展示であったようです。

私は、ガンダー氏のことは実はよく知らないまま
展示を見に行ってしまいましたが、
なぜ行きたくなったかというと、私のお気に入りの
ポッドキャスト番組、「そろそろ美術の話を…」で、
ゲストの新井まるさんがこの展示を
今年観た中で一番良かった!と絶賛されていたので、
それならば…と観に行ってみようと思った次第です(^^;

で、実際に行ってみてどうだったか。

いやぁ、最初からもうこれぞ
現代アート!」という感じで、
独特の世界観が繰り広げられていました。

脇役(タイーサ、ペリクリーズ:第5幕第3場)

コロナ禍を経て、やっと日本へやってきたのかー、
と思うと、感慨深いものがあります。

ウェイティング・スカルプチャー(黒いボックス)
時間を逆行しながら過ごす(左上)、物理的あるいは認知的な手段によって(壊れた窓の理論10月8日)(中央)
脇役(バルタザール、ヴェニスの商人:第3幕第4場)
編集は高くつくので

ガンダー氏は、骨形成不全を抱えており、
車椅子生活なのですが、障がい者アーティストとは
みられたくない、扱ってほしくないそうです。
(ウィキペディアより)

そのような身体で、一体どうやって
こんな作品を作るのだろう。

あの最高傑作の女性版(左)、最高傑作(右)

アーティストって偉大です。

もはや世界はあなた中心ではない

この壁にかかった大きな作品は、
日本製デニムでできた24枚のパネルに
作家が目にした満月が描かれているのだそうです。

ばらばらになった自然のしるし
(大多数はたちすくんで気もそぞろにツキを見つめる中、
少数派は怒りに駆られてしるしを描く)

この作品は大理石の彫刻で、シーツで作った
隠れ家を表現しています。

ワタシは・・・(viii)

こちらはこの展示の顔にもなっている
機械仕掛けのネズミの作品。
ずっとしゃべっているのですが、
声は作家の9歳の娘さんのものだそう。

2000年来のコラボレーション(予言者)

永遠に雪が降り続けるスノーグローブ。

雪のやまないスノーグローブ(前頭前野をオンラインに保つための試み)

とにかく「面白い!」ライアン・ガンダー展。

もう一つ、同時開催されている
「ライアン・ガンダーが選ぶ収蔵品展」
また秀逸です。

こちらは、当初昨年開催予定だった
「ライアン・ガンダー展」がコロナ禍により
延期となり、代わりに企画された展示だった
とのこと。

ガンダー氏自身が、同館の寺田コレクションから
選んだ作品が展示されています。

時松はるな「ブラーボ!」
白髪一雄「貫流」

ラッキーなことに今はどちらの展示も観られます!
展示は9/19(月・祝)まで!

ご興味ある方はお急ぎください!

事前予約制ではないようで、
私は当日券で入りました。
平日だったせいか、比較的空いていました。

最終日は混雑するかもしれませんね。

お読みいただき、ありがとうざいました。

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