「ピカソとその時代」展を観てきました

アートライフギャラリーN 代表の中田園子です。

11月はなんだか忙しく、ほとんど記憶もないくらいに
あっという間に終わってしまったように感じます。

そんな中、先日、かねてから行きたいと思っていた、
「ピカソとその時代」展を観に国立西洋美術館まで
出かけてまいりました。

上野近辺は、外国人観光客も増えてきて、
アメ横界隈も賑わいが復活してきている様子でした。

美術館も以前に比べて混んでいて(平日昼間にもかかわらず)、
徐々にコロナ前の様相に戻りつつあるように
見えました。

今回の展示は「ベルリン国立ベルクグリューン美術館展」
とタイトルにも入っており、同美術館所蔵で日本未公開で
あったピカソの作品35点とその他マティス、セザンヌ、
クレー、ジャコメッティの作品が集結。

日本の国立美術館所蔵の作品も合わせ、合計108点
展示されていました。

ベルクグリューン美術館は、美術商であった、
ハインツ・ベルクグリューン氏の名前からきており、
彼の個人的なコレクションがドイツ政府に購入された
のち、ベルクグリューン美術館と名付けられた
美術館に所蔵されることとなったようです。
(展示公式ホームページより)

ピカソの作品もさることながら、同時代に活躍した
アンリ・マティスやパウル・クレーの作品も
数多く展示されており、多彩な色使いが見ていて
とても楽しいし、視覚が刺激される感覚がありました。

アンリ・マティス 青いポートフォリオ
パウル・クレー 植物と窓のある静物

なかでもピカソは、時代ごとに描き方や作風が
変化しており、パートナーとなった女性たちにも
多大な影響を受け、それが作品に反映されて
いることは有名な話です。

ピカソ、といえばカラフルな抽象画という
イメージが先行しがちですが、
「これもピカソが描いたの?!」
と思ってしまうような、全く画風の違う絵を
描いていた時期もあるのです。

パブロ・ピカソ 窓辺の静物、サン=ラファエル
パブロ・ピカソ ジャウメ・サバルテスの肖像
パブロ・ピカソ 座って足を拭く裸婦

今回の展示会は全体的にとてもバランスのとれた、
質の高い展示だったように思います。

そして、国立西洋美術館といえば、
常設展も大変充実しています。

藤田嗣治 坐る女
ペーテル・パウル・ルーベンス 眠る二人の子供

企画展のチケットで常設展も
観ることができますし、常設展だけ観る場合は、
なんとたったの500円!
しかも大学生は半額の250円で、
高校生以下は無料という太っ腹ぶり。

実業家の松方幸次郎氏のコレクションを
中心とした絵画や彫刻作品の数々を堪能
できる常設展。

お値段以上の価値は確実です。

11月の終わりを美術展鑑賞で
締めくくることができ、大満足な1日でした。

忙しい時こそ、美術鑑賞

12月も駆け抜けるように終わる前に
また美術展を見に行きたいと思っています。

「ピカソとその時代 – ベルリン国立
ベルクグリューン美術館展」

国立西洋美術館にて、2023年1月22日まで
開催中です!

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