アートライフギャラリーN 代表の中田園子です。
このブログでは、私が日々考えていること、思い付いたこと、
発見したこと、おススメなこと・モノなどを自由に
発信していこうと思っています。
気持ちの良い五月晴れの中、今日は「上野リチ展」を
観に行ってまいりました。
久しぶりに都心、しかも丸の内なんて何年ぶりだろう?
と、若干浦島太郎感がありましたが、丸の内のあたりって
“The Tokyo“な感じがして、私はとても好きな場所です。
そんな丸の内のオフィス街に、味わいのあるレンガの建物、
三菱一号美術館はあります。
今回初めて訪れましたが、なんとも言えない素敵な佇まい。
中もレトロで雰囲気がいっぱいな美術館です。
上野リチさんは1893年生まれの
オーストリア人アーティストで、
日本人の建築家、上野伊三郎さんと1925年に
結婚しました。
ご夫妻は京都を拠点に長く活動をされていましたが、
戦時中は満州へ一時移住されたり、晩年は群馬県高崎市に
工房を構えられたりしていたようです。
リチさんの作品はテキスタイルデザインがメイン
だったようで、独特のカラフルでかわいい、花や
動物モチーフのデザイン作品が多数展示されていました。
展示内容のせいか、平日の昼間に行ったせいか
わかりませんが、99%が女性客でした。
リチさんは、夫の伊三郎さんの手がける建築物のための
インテリアデザインなども担当されていて、ご夫婦共同で
作り上げる作品というのがまた素敵な世界観でした。
リチさんの作品にはヨーロッパと和の融合が感じられます。
カラフルでポップなデザインは、今でいう北欧テイスト
にも通ずるものがあるのですが、そこに和のスパイスが
加えられて、独特の作風に仕上がっている、
と感じました。
展示終了間近なこともあり、平日でも館外には
長蛇の列ができていました。
事前予約していればすんなり入れます。
展示のキャッチフレーズに、
「ウィーン生まれのカワイイです」
とあるとおり、本当にカワイイデザインで
いっぱいで、幸せな気分に浸れました。
展示は5/15(日)までですので、気になる方は
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