アート思考力を鍛えよう

アートライフギャラリーN 代表の中田園子です。

このブログでは、私が日々考えていること、思い付いたこと、発見したこと、おススメなこと・モノなどを自由に発信していこうと思っています。

ブログチャレンジ21日目。

ついに最終日を迎えました!

達成感とともに、さらにチャレンジしたい気持ちがむくむくと湧いてくるのが不思議です。

登山をする方々が、一つ山を登ると、次はもっと高い山へ!とチャレンジし続けられる気持ちがわかったような気がします。

私も、さらなる高みへ挑戦を続けたいと思います。

今日は、アート思考について書いてみようと思います。

最近では、ビジネスだけでなく、学校など教育機関でもアート思考という言葉や概念が広まってきたようです。

そもそもアート思考とは何か。

アート思考を語る上で、常にセットとして考えなければいけない概念として、ロジカル思考とデザイン思考というものがあります。

ロジカル思考、デザイン思考、アート思考は三つ巴のようなイメージです。

それぞれの特徴をざっくり簡単にいうと、例えばものづくりの場面において、

ロジカル思考は、効率性、生産性重視

デザイン思考は、他者(お客様)のニーズ重視

アート思考は内発的動機、つまり自分の内側から湧き出る創造性重視

ということになります。

高度成長期くらいまでは、モノはとにかく作れば売れるという時代。いかに効率よく大量に生産できるかということが重視されてきました。

モノが行き渡るようになると、今度は差別化するために、各メーカーはユーザー視点から、より使いやすい、あるいはより多くの機能をつけて売るようになりました。

ここではユーザー(お客様)、つまり他者の求める価値を生むためにモノをつくるデザイン思考が主役です。

しかし多種多様なモノがあふれるようになり、ユーザー目線でのモノづくりも限界がやってきたと言われ、今はなかなかモノが売れない時代になっています。

そこで注目され始めたのが、アート思考です。

作り手の内面にある動機、ひらめきや直感から生み出されるもの。

つまりアーティストが作品を生み出す工程と同じであることから、アート思考と呼ばれるようになったようです。

アート思考=自分軸、と言われる所以は効率性や他者目線ではなく、あくまでも源は自分自身。

そこから生まれる発想がアート思考なのです。

アート思考はアーティストだけが持つ能力ではありません。

誰もが持っていて、その力を鍛えることも、あらゆる分野で発揮することもできるのです。

ビジネスシーンにおいて、アート思考は、イノベーションに欠かせない要素ではありますが、アート思考だけが一人歩きすることは現実的ではありません。

一歩間違えると、夢物語のような、実用性のない発想ばかりで終わってしまうこともあり得ます。

そこで、アート思考で出てきたアイデアを具現化するために、デザイン思考で市場性を確認したり、ロジカル思考で生産実現性などを考えていく、ということが必要になります。

これら3つの概念が補い合って、プロジェクトや組織が成り立つというわけですね。

私は、これは人生にも当てはまると考えていて、ロジカルやデザイン思考が優位だと、他人軸で生きる人生になってしまうおそれがあります。

私自身の経験から、これは人生どこかの時点で苦しくなったり、辛くなると思います。

アート思考は自分軸。

まだ自分軸ってわからない、という方は、まず自分の中のアート思考能力に気づくことから始めるのが良いのでは、と思います。

私が推奨しているアートの対話型鑑賞や、以前のブログにも書いたマインド風呂ネスなど。

アートは美術館に出かけなくても、身近にある絵本やカレンダーの写真を鑑賞してみるだけでも構いません。

日常生活の中のアートと対話したり、自然の音を聞いて感じることを言葉にしたり。

ちょっと意識してみるだけでできますよ。

アート思考力を鍛えて、自分らしく充実した毎日を送りましょう。

当ギャラリーの作品もぜひ鑑賞にご活用ください。

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中田園子

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