春の京都:おすすめスポット vol.2

アートライフギャラリーN 代表の中田園子です。

このブログでは、私が日々考えていること、思い付いたこと、
発見したこと、おススメなこと・モノなどを自由に
発信していこうと思っています。

昨日のブログに引き続き、京都のおすすめスポット第二弾
今日はお伝えしたいと思います。

春の京都、おすすめスポットその3は、嵯峨嵐山にある、
福田美術館です。

姉妹館(?)の嵯峨嵐山文華館には3年前に訪れていますが、
その頃はまだ工事中でできていなかった福田美術館に、
今回はお邪魔してきました。

友人が副館長を務めており、ちょくちょくテレビやラジオにも
取り上げられている話題の美術館。

日本画家の作品を数多く収蔵、展示しておられ、
建物や内装はとてもモダンでおしゃれなものの、
展示物は純和風の作品という、ギャップがまたたまらない
独特の世界観を持った美術館です。

1FのGallery 1。この雰囲気は嵯峨嵐山文華館と似ています。

こんな美術館が近所にあったら、しょっちゅう通って
しまいそうだな〜と、妄想しながら鑑賞しておりました。

現在開催中の、「トラ時々ネコ 干支セトラ」では、
江戸時代から近代にかけての、日本画家たちによる虎、
および干支に含まれる動物たち、そして猫を描いた
作品が展示されています。
なお、この企画展は4/10までとなっています。

大橋翠石 「猛虎之図」 リアルな虎
幸野楳嶺 「松に尾長鶏」

こちらの美術館。一部を除いて、作品の撮影OKです。

今年は寅年ということもあり、この展示でも虎の絵が多く
展示されていましたが、江戸時代にはまだ日本に虎そのものが
入ってきておらず、画家たちはなんと、見たこともない虎と
いう動物を、猫から想像して描いていたんだとか。

そのうち、虎の頭蓋骨などを手に入れられるようになり、その骨格に
皮を被せて虎を描くようになると、一気にリアルさが増したという
話を副館長から聞き、とても興味深いなぁと思うと同時、まさにそれ、
アート思考だ!と感動しました。

想像で描いていた頃?なんとなく爬虫類っぽい、建部凌岱の「虎図」
中国から取り寄せた虎の毛皮や猫を参考に描いたと思われる岸駒の「猛虎図」

館内に併設されたカフェがまた良い雰囲気。
今回はお邪魔できなかったのですが、大堰川と
嵐山、そして今の季節は桜を観ながら、
お茶を楽しめるという贅沢なロケーション。

画像、福田美術館ホームページよりお借りしました。

連れがいるとなかなか思うように動けないので、
次回は単独で来て、必ずカフェでお茶する!
と誓いました。
パニーニが人気で、午前中には売り切れるようです。

福田美術館のオンラインチケットを購入すると、入場割引あり。
さらに嵯峨嵐山文華館へも団体料金で入場できます。

そしておすすめスポットその4は、嵯峨嵐山文華館の
裏山にある、嵐山公園亀山地区 頂上展望台

ここは、少々山登りになるのですが、頑張って登ると、
そのご褒美に絶景と桜の木々が迎えてくれます。

息を呑む絶景
桜三昧な頂上の公園

京都の良さは、文化と自然が融合し、街全体として
芸術品として成り立っているところだな、と
今回改めて、実感しました。

何度来ても新しい発見があり、飽きることがない街です。

また季節が変わる頃に訪れたいと思います。

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