新年あけましておめでとうございます

新年明けましておめでとうございます。

今年もどうぞよろしくお願いいたします。

2022年の新たな試みとして、ブログを公開していくことにいたしました。

昨年は、ギャラリーのLINE公式から不定期にポツポツと配信しておりましたが、字数制限もあり、伝えたいことが伝えきれないことが悩みでした。

ブログもやろうやろう!とずっと思いながら、なかなか重い腰が上がらなかったのですが、新年の目標の一つに入れたので、まだ気持ちがホットなうちに手をつけようと、まずは書いてみています。

独り言の延長のような形になりそうですが、自分の頭の中にある、皆さんへ伝えたいこと、シェアしたいことを整理してアウトプットするために有効なツールだと思うので、続けていきたいなと思っています。

LINE公式でも何度かお伝えしてきましたが、なぜ私がこのギャラリーを立ち上げたのか、について改めて書いてみたいと思います。

一年ほど前に、長男が学んでいた芸術に特化した高校での卒業制作展を観に行った時のことです。

それまでにも、何度かこの高校の美術科の展示には行っていましたが、高校生とは思えないレベルの作品の数々に常に感動を覚えていました。

ついに長男も卒業を控え、卒業制作展で集大成を披露し、展示が終わったら作品を全て引き上げなければならないという現実に直面しました。

我が息子は彫刻専攻で、特に卒業制作で作った作品は大型立体作品。

他の同級生の皆さんや先輩方は、作品をどうするのだろうと聞いてみたところ、自宅で保管するか、できないものについては処分する、とのことでした。

卒業制作品に限りませんが、美術科で学んで来られた生徒さんの作品というものは、かなりの時間と労力がつぎ込まれているだけでなく、若いアーティストならではの感性が反映されている貴重なものだと思います。

当時、サクッと調べてみたところ、世の美大生たちも、課題で作った作品は、置く場所がなければ処分する、というケースがどうやら多いらしいということがわかりました。

高校生レベルでも、捨てるなんてとんでもない!と思うのに、美大生の作品もそんな扱い…

改めてそんな事実に愕然としてしまいました。

何より、学生の作品=素人の作品。だから評価されない、というような風潮が学校側にも学生側にも、また世間的にも浸透してしまっているように見え、それでは育つものも育たないのでは?と疑問に思ってしまったのです。

こんな記事にも遭遇しました。

私一人がどうにかできる問題ではないと思いますが、誰も動かなければ何も起きません。

若いアーティストならではの作品の価値を追求し、知ってもらいたい。

そしてアーティスト自身も作品がきちんと評価されて、ほしいと思ってくださる方へ届けられれば、自信に繋がり、さらに良い作品を生み出すモチベーションになる。

若い才能を潰したり、葬り去ることなく、育てていく土壌を作る活動をしたい、とこのギャラリーを立ち上げることを決意しました。

美術を学ぶ学生さんや、すでに活動されている若いアーティストさんの作品と、それらをほしいと思ってくださる方々とをつなげたい。

アートを身近に、日常に取り入れることで、人々の心を豊かに。

そしてアートで盛り上がる社会を、アートライフギャラリーNは目指しています。

当ギャラリーでは、より多くのアーティストさんの作品を扱っていくと同時に、アーティストとビジネスをつなげる橋渡し役も担っていきたいと考えています。

2022年はさらなる飛躍を目指して、日々邁進してまいります。

本年もアートライフギャラリーNをどうぞよろしくお願いいたします。

アートライフギャラリーN
代表 中田園子

この記事を書いた人